ティロ・フィナーレ

ティロ・フィナーレ

雑学とか小ネタとかが好きです。あと、ペンギンとチキン南蛮が好きです。リアル生活は双子のムスメを持つ典型的なサラリーマンをしています。

【新訳:桃太郎】 子供でも「読書」を楽しみながら内容も理解できる、そんな方法を編み出した。

 

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2人のムスメの父親、ゆーのです。少し前になるんだけど、ヤツらの夏休みの宿題をかなり手伝ったのです。読書感想文。コレ、宿題の中でも最後に残しがちなラスボス。

 

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読書感想文がなんで後回しになっちゃうかって言うと、まず本を読むのが億劫なんだと。漫画とか絵本じゃダメだからね。図書室で借りてくる子もいれば、その為に新しく買ってもらう子もいて。学校から推薦図書、みたいな感じでおススメされる本もあるらしいんだけど、今年はウチはムスメが率先して近くの図書館で借りてきていました。

本の内容によっては、子供には難しい言い回しとか、時代や登場人物の設定とか、ちょっと難しいんじゃねーの、っていうのも少なくなくて。こうなると、子供も最後まで読み切れないで飽きちゃう⇒感想文が書けない⇒なんとか書いても的を得ないただのあらすじ説明に⇒親に頼る⇒めんどい。っていう負のスパイラルが発生する事に。

 

いい方法思いついたんですよ。

 

言葉使いがむずかしかったら簡単な言い方に変えちゃえばいいじゃない。

(若干マリーアントワネット入った)

 

さらに短編っぽくまとめてみたら、スイスイ読めちゃうんじゃないかなって。

試しに書いてみる。

 

桃太郎

そういえばさ、結構前の事なんだけど。メッチャ面白い話あって。まあ聞いてよ。

おっきな会社を定年退職して田舎で第二の人生を送り始めた夫婦がいてさ。

「翔真」「優奈」っていう二人。基本、自給自足のダッシュ村みたいな生活してたんだよね。山や川に囲まれたいい所だから、翔真は山で草刈ったり野草取ったりしてんの。優奈は専業主婦だから家事全般やっててね。ロハスに憧れての田舎暮らしだから、服は川で洗って外に干してんの。でね、優奈が川で洗濯してたらさ、なんかデッカイ丸い物が流れてきたんだ。

そりゃビックリするよね。「え?ちょっ、マジ?ありえないんだけど」って。近くまでいた時に良くみたらなんか桃っぽいんで拾っとこうと。コレはインスタ映えするなって事でとりあえず写メ撮って。

後で翔真にも見せてやろうと思って持って帰ったんだ。腰イワしながら。帰ってきた翔真の第一声は「ウワ!キモ!」。まあそうなるわな。facebookにあげてたけど。ソッコーで<いいね>ついてたけど。

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その日は翔真の働きが足りなかったのか、大した収穫が無くて。優奈は正直「コイツつかえねーな」って思ったんだけど、そういえばデカい桃みたいなやつあるじゃん、コレいっとこう、ってデキるオンナ感満載で提案。翔真は絶対惚れ直したと思うよ。

この時二人にまさかの展開が起こるなんて、誰も予想してなかったんだけど。

 

桃から子供出てきたwww

 

もうね、ホラーかと。最初は大き目の種かと思ったみたい。でも細かい事を気にしないのが翔真と優奈のいい所。0.05秒で、この子供を育てようって事に。受け入れるの早すぎだろ........

漢字の画数とか意味とか、そんなの気にしてるヒマなかったからとりあえず「桃太郎」って呼ぶことにした。桃から出てきたってだけで桃太郎。翔真と優奈の子供が桃太郎。多少キラキラネームのニオイもするけど桃太郎。

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 で、まあ、そんなこんなで大きくなった桃太郎。自分の名前も受け入れてすくすくと成長した桃太郎。そんなある日、最近このあたりで騒いでる「鬼」っていうチームにみんなが迷惑してるっていう事を翔真と優奈から聞かされた桃太郎。

ちょっと暇だし軽くシメてくるわ、って軽いノリで出かけてった。けど、相手は何人いるかわからないチームだし、完全アウェーだし、こっち一人だし。そんなドラマみたいに1対100でカッコよく勝てる訳ないよね、って急に不安になったチキンな桃太郎。

今更家に帰って「誰かついてきて」なんて言えないし....と足が重くなったんだけど、目の前にはドーベルマンみたいなデカい若者が倒れてるのを発見。見た感じ20代くらいかな。何コレ、ドッキリ、とか思ったんだけどしばらく誰とも話してなかったし、恐る恐る話しかけてみた。そしたら腹減って動けないんだと。桃太郎は優奈が作ってくれたデコ弁持ってたから(翔真家ではコレを”きびだんご”って呼んでるらしい)ちょっと分けてあげた。そしたらソイツ大喜びで「なんか手伝うよ」っって。鬼っていうチームをシメに行くんだって言ったらもうノリノリで。桃太郎よりは年下っぽいんで、見た目で「犬」って呼ぶことにした。

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やっと話相手が出来てテンションが上がってきた桃太郎。犬は今新卒で入った会社を辞めて自分のやりたい事探すために旅してるんだって。そんな二人の前に今度は何やらこっちをチラチラ見ているメガネ君が。なんか猿っぽい感じで落ち着きがないから無視した。

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コレ、絶対話しかけて欲しいヤツだよな、って犬と相談した結果、可哀そうだから話しかけてみる事に。

「何やってんn……」

「あ、ヒマなわけじゃないぞ腹も減ってないぞ僕はいそがしいんだ他人の手伝いなんかしてる時間はないんだからなでももし食べ物くれたら少しくらいは話聞いてやってもいいかなって思ってる自分もいたりいなかったりするけどお前らどうするんだ」

 

なんかウゼえ。

 

そしたら、犬がその見た目からは考えられないくらいの低姿勢で、「もしよかったら一緒に行きませんか?食べ物はこの人(=桃太郎のデコ弁)がくれるからさ」だって。

猿のプライドを傷つけず、仲間に誘う。こんな高度な技があるなんて。犬の意外な一面を見た桃太郎。まあ仲間は多い方がいいしね。なんかの役には立つだろう、と。

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桃太郎、犬、猿のトリオになった一行。若い男子が3人集まったら話題はアレになるよね。

「犬さ、前の会社で彼女とかいなかったの?」とか「猿はさ、どういう女の子がタイプなんだ?」とか。

犬は一応遠距離恋愛中で、1年で帰るからって行って待っててもらってるんだって。猿はというと、「僕は女なんかに興味はないですよ大体女なんでめんどくさいだけで大変ですよでも向こうから来たら一回くらいつきあってもいいかなとはおもってますけど」だって。

 

やっぱりウゼえ。

しかも絶対チェリーだぜコイツ。

桃太郎なのにチェリー。

 

そんな話をしていたら向いのコンビニが騒がしい。近づいてみたら女の子が店員さんと揉めてるっぽい。近くにいた人に聞いてみたら、パン買ったんだけど、どうやら財布落としてお金払えないんだって。まあ誰かがなんとかするわなって先を急ごうとした一行なんだけど猿がいない。気づいたらコンビニで女の子の代わりにお金払ってた。っていうかオマエお金持ってたのかよ。

猿よ…..下心丸出しじゃないか……..

名前を「キジ」という事、家に帰る途中で家は鬼のいる方向だとういう事、猿が聞けた情報はそれだけ。っていうかキジちゃんは早く解放されたがってるんのがミエミエなんだけど。その空気を読めないのがチェリー猿だから。半分強引に「通り道だから送っていくよ」って提案する始末。しかもまた桃太郎のデコ弁勝手に食わしてるし。まあ結果オーライって事で。

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なんだか最初の目的を忘れかけていたんだけど、そうそう、鬼ね。チーム「鬼」の事忘れてました。

勝手に凶暴なチームっていうイメージでいたコッチが悪いんだけど、行ってみたらなんてことはない。犬がバーン!猿がキー!キジがドーン!。桃太郎がペチ。

え?マジで?ってくらい簡単に終わっちゃいました。

 

「鬼」は定職にも就かずにネットとかで小金を稼いでいるグループでした。だから実際にケンカするのは慣れてなかったみたい。別にこっちが強要した訳では無いんだけど、皆さんにって事でおみやげももらったし。今からちゃんと就活してマジメに働くって言ってたんでオールオッケー。

 

ミッションクリアして無事に帰った一行。犬はまだ地元には帰らないし、猿はキジちゃんと離れたくないし、キジちゃんは一回家に帰ったけど、チャリで10分で来れるし。せっかくだからみんなでなんかやろうぜ、って事で起業する事になりました。(株)MOMOTOWNのスタートである。めでたしめでたし。


 

 

 

 

 全然短編っぽくならなかった、というのが書き終えた感想。結局ほぼ全体を話してしまいました。感情移入出来るように、おじいさんとおばあさんには固有名詞をつけてあげたりして。

正直に言うと、書いてて結構楽しかった。もしかしたら自分でも初見の話とかもこうやって書いたらいいのかも。

ただ、子供向けとしてはちょっとアレな感じになってしまったので、そういう意味では当初の目的とは離れてしまった感がございます。

 

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この話で一番お気に入りは猿。もうね、ビジュアル浮かべながら書いてたからね。

 

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