ティロ・フィナーレ

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仕事も遊びも子育ても。ゆるく斜め上へ向かって楽しむ為のブログです。

『ザコキャラ』という生き方

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主役にはなれないという事は認識しています。別になりたくもないし。

 

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マンガでもドラマでも何でもいいんだけど、キャラの立っている主人公だけで成り立つ物語っていうものは一つもない。周りを固める脇役がいてこそ主人公のカッコよさだったり感情移入出来る部分だったり、そういう所が引き立つのです。弱さだったり情けなさだったり、主人公を引き立てる為に自分のスタンスを低い所に持って行く、そういうキャラ。あえて「ザコキャラ」と言わせてもらう。

そういうザコキャラが意外といい味を出している事に興味があるのです。

ただ、勘違いしないで欲しいのは「その他大勢」でくくられてしまう様な名前も無いザコキャラではないという事。

 

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世紀末によく見かけるモヒカンとか

 

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覇気一発で気絶させられちゃうヤツとか。

 

そういうんじゃない。きちんとしたザコとしての自覚をもっている事が大前提。ザコとしての役割を果たす為にザコにふさわしい立ち回りを演じている。

そんなザコキャラに愛情すら湧くのです。物語の中での立ち位置がそれぞれ異なるこの3人のザコっぷりを見て頂きたい。

 

 

ヤムチャ(FROM:ドラゴンボール)

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ザコカテゴリーの中でも一番多くみられる「かませ犬的ザコ」

 

悟空の少年時代から登場しているベテラン枠。登場時は悟空のライバルになりうる要素もあっておかしくなかったんだけど。いつからか「新しい敵が登場した時に相手の強さやアウトラインを分かりやすく説明する為のヤラレ役」という役割にシフトチェンジしてる。

 

そんな貴重な立ち位置を確立したのがコチラ。

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https://matome.naver.jp/odai/2135320171133471601

 

天下一武闘会での天津飯戦。ザコキャラの特徴として「相手を見た目で判断しちゃう」「最初だけは威勢がいい」「油断しがち」が共通ステータス。

で、どうなるかというと。

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https://matome.naver.jp/odai/2135320171133471601

 

こうなる。

足折られるわ白目むくわ。結果として「天津飯、パねえ」って読者は思うので、そういう意味では自分の役割を全うしたと言ってもいいのではないかと。

 

 

ヤムチャさんの伝説の一コマ

典型的なヤラレキャラの地位を着実に気づいているヤムチャさん。かなり有名だけどこのシーンをご覧頂きたい。

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https://middle-edge.jp/articles/I0000681

オープニングで言っちゃってるし。

 

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https://matome.naver.jp/odai/2135320171133471601

 

何が起きたのか軽く説明しとくとですね、サイヤ人編でベジータ達が使った生物兵器みたいなヤツ、コレがサイバイマン。このサイバイマンをやっつけようとしたヤムチャ、一応勝つには勝ったんだけど。最後にザコキャラとしての特徴で思いっきり油断してしまう。で、自爆に持って行かれてしまった、というシーン。

 

何がスゴイかって、このシーンのヤムチャがフィギュア化される程の人気っぷり。ヤラレキャラのヤラレシーンをフィギュアにするなんて、勝負に出たな。

 

 

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 ちゃんと白目までむいてるというこだわりっぷり。

 

ヤムチャさんのヤムチャさんたる所以は、こういう役割になりながらもいい意味で成長しない所。人造人間編では油断しまくったあげく、当の本人に「人造人間みなかったか?」って問いかけてしまい秒殺。あとセルゲームでは分身相手にあっさりと腕を折られてた。

極めつけは最後の魔人ブウ編。もう戦った結果としてヤラれる事すら許されません。なんとチョコにされて食べられてしまうという扱い。

 

いろいろといじられる部分が多いヤムチャさん。なんか一周廻ってヤムチャさん的な立ち位置に憧れるようになった自分がいたりして。チョコにはされたくないけど。

 

ヤムチャから学ぶ「ザコキャラの定義」

⇒油断と慢心、加えて学習能力の欠如

 

 

 

ディアボロ(FROM:ジョジョの奇妙な冒険・第5部)

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https://matome.naver.jp/odai/2136268765278725001

 

最強のラスボスが一番のザコキャラだったという「やられっぷりに胸がスッとするクズザコ」

 

勧善懲悪ストーリーが好きな人はこのラスボスが倒される時はスッとしたのではないかと。ちなみにジョジョ大好きで全巻持ってるし今でも読み返すんだけど、ボク史上一番ハマった作品がこのシリーズ。

で、コチラは第5部のラスボス、ディアボロ。かなり後半まで素顔が出てこなくて、というか人物描写もぼやっとしてたので「謎に包まれた最強キャラ」みたいな期待感もありつつだったんだけど。

話が進むに従って、なんか違うぞと。

「冷酷で用心深く敵対する者には容赦しない」

というギャングのボスとしては完璧なキャラ設定がされているんだけど、裏を返すと「自分の過去を探られる事にメチャビビッて夜もオチオチ眠れない」みたいな感じ。さらに二重人格、人格が入れ替わる時はルックスも変わってしまうので正体がバレずにここまで来ていたんだけど、まさかのムスメ(トリッシュ)がいた事が発覚。

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トリッシュから自分の過去を手繰られる事を恐れたディアボロさん。自分の正体が明らかになる事にビビりまくったディアボロさん。なんと自分のムスメにまで手をかけようとする始末。というか、そもそもブチャラティ達にトリッシュの護衛という任務を与えたのも、自分の手で確実に始末するためだったのです。彼のクズっぷりというか小物感がこのあたりから顕著になってくるのが分かると思う。

 

ここまででもクズっぷり、ザコっぷりはお釣りがくるくらいなんだけど、やっぱりザコにはザコなりの死に方が用意されています。

死に方、と書いたけど実は死にはしない。

イヤ、死ぬんだけど一回死んだら終わりじゃない。何言ってるか分からないですね。

説明しよう。

ジョルノの<ゴールドエクスペリエンス・レクイエム>の能力は「全ての出来事を巻き戻してゼロにする」事。

 

 

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実際二起コル「真実」に到達スルコトハ決シテナイ!

 

要するに、この攻撃を受けたディアボロは「死んだ」という事実にもたどりつけず、何度も巻き戻されて永遠に死に続ける、という事になっているのです。車に轢かれたりジャンキーに刺されたり、麻酔無しで内臓とられたり。今でもこの世界のどこかでディアボロは「死に続けて」いるのです。

 

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ジョルノのドヤ顔が全てを物語ってる。

 

で、最後のシーンがこちら。

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 悪意のない子供にまでおびえる始末。

「オレのそばに近寄るなああーーーーーーーッ」です。あのディアボロさんが。冷酷非情な悪党にこの仕打ち。水戸黄門とか金さんとか見てるみたいで気持ちいい。こういう結末に持って行かれるディアボロさんをザコと言わずしてなんと言えばいいのか。

 

ディアボロから学ぶ「ザコキャラの定義」

⇒冷酷な仮面の裏に隠されたチキンメンタル

 

 

夜神月(FROM:デスノート

 

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自分を特別な存在だと勘違いしちゃった「意識高い系ザコ」

最初はねえ.........イケメン爽やか主人公の王道を行ってると思ってたんだけど.........ねえ。

 

主人公なのにザコキャラっていう珍しいパターン。話が進むに従ってどんどん小物感があふれ出てくるレアカードでもあります。

本作品におけるメインのバイプレイヤー(脇役なのにメインってのも変な言い方だけど)は”L”だからラスボスとしての位置づけなのかも。Lは物語の途中で退場するけど、その流れはニアへと受け継がれていくからやっぱり月はラスボス。敵側の。

 

恵まれた家庭に育ち、父親は警視庁の幹部、カワイイ妹、頭脳明晰で成績もトップクラス、トドメにこのルックス。女子マンガの主人公でキラキラしてる方がいいんじゃないかって思うくらい。

ただし、ちょっと意識の高さが変な方向へ飛んでいってしまい、何を思ったか「新世界の神に、オレはなる!」発言。そこからはただただサイコキラー化するだけのクズっぷりを披露する事に。

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わろてるで、おにいさん。

 

自分で「キラ」と名乗って(コレもイタイ)大量殺戮を繰り返し、キラの正体に迫ったLをも頭脳戦で片づける。表立っては親友ヅラしながら。

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 もう彼がどこへ向かっているのか分からない。

 

L亡きあとは、自分で二代目Lを名乗りつつ、裏では「マジ、オレ神ィィ」くらいの勢いでオラついていたんだけど、Lの意志を継ぐ者(ニア)が現れて今度はニアとの駆け引きが展開。

 

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 どうですか、この悪い顔。爽やかなライトを返して欲しい。

 

最終的にはニアに追い詰められてしまい、「自分はキラである」という事を認めてその場にいる全員を亡き者にしようとする。「自分のやっている事は世界の為、自分が神になって裁いてあげてるのだ、何が悪い」なんて。詰んだね。

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イキがってる月はこれが最後です。脳に焼き付けておこう。

 

だけどニアにバッサリ。

「あなたはただの人殺し」「クレイジーな大量殺人犯」

 

完全に論破されてるし。

 

結局リュークにも「オマエはもうダメだ」と見放され、自分がさんざん利用してきたデスノートに名前を書かれてジエンド。

その最期がこんな感じ。

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たぶんね。

 

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ザコ的なあがきも披露。

 

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しゅーりょー。

 

原作の結末には謎もあってファンの間では色々な推測がなされていた様ですが、ボクにはそんな事はどうでもいい。月のザコっぷりが最後に完結出来た事を評価したい。

 

夜神月から学ぶ「ザコキャラの定義」

⇒自分のキャパを過信して勘違い。

 

 

 

とまあ、三者三様のザコっぷりでした。ヤムチャだけはなんていうか”愛せるザコキャラ”かなあって。後の二人はちょっと似てる部分もあって、”悪いことをしたらそれなりの結末になるよ”的な教訓ともとれるかも。

だからボクは出来ればヤムチャになりたいと思うのです。

 

なにかあったらアイツに頼ればなんとかなる、みたいな不動の地位を築き上げたいのです。

アイツの代わりは絶対に補強できないよなーって重宝されたいのです。

あれ?なんかさみしいと思ったらアイツがいないんじゃん、って思われたいのです。

 

ま、結局ザコだけど。

 

一人前のザコになる為に必要な事をまとめて終わりにします。

・初登場はクールに。何かあるぞって思わせたら勝ち。

・勝てると思った相手にはとことん強気に。でも決して本当に勝つのはご法度。それは主人公のやる事です。

ビッグマウスは必須。

・分が悪くなったら逃げよう。

・逃げられないと思ったら謝ろう。

・許してくれなかったら泣き落とそう。

・それでもだめならウソでも何でもいい。

・「子供がいるんだあ」は最終手段。

・すぐバレる。

・最後はあがいて印象にだけは残るように努めよう。

 

そんな感じで。

 

 

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戸愚呂さんとこのお兄ちゃんとかアミバさんとかも、割といい感じのザコっぷりだったなあ。

 

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